1ヶ月島暮らしin宝島総集編
どーも!!きよしです!!
ひっっさびさのブログ!!
というのもですね、前ブログでも書いたように、
最終日の船で、iPhoneの液晶がバッキバキに、、、
思うようにスマホの操作ができず、、
そして、そんな状況の中でも実は一回、総集編を書いたんです笑
でも、、、何故か誤作動で、記事消滅、、、
よしっ、新品のiPhone届くまで待とうっと!(^^)
ということで、最近やっとiPhoneが届きました!
そんなわけで、今日は島暮らし総集編!書いていきます!
島の暮らしで感じたことを、なるべく自分なりに書いていきたいと思います!!
それでは!レッツゴー!!
まず!おさらいとして、自分が今回平成最後の8月の夏、1ヶ月活動をした島は
鹿児島県トカラ列島宝島
鹿児島の本土から、奄美大島までの間を連なる島々の中で、最南端に位置し、日本最後の秘境と呼ばれている
島はとても小さく、外周は13キロほどで、人口は130人ほど
そこで、自分はNPO法人ECOFFという団体のインターン生として活動をした
ECOFFは、宝島だけでなく、日本の様々な島での活動を募集しているので、興味がある方は下のリンクからどうぞ!!
↓↓↓
それでは、まず、一番大きく感じたこと
それは、
良い意味で、自分がいつもいる場所とあまり変わらないこと
これは、結構不思議な感じがした
宝島は小さな離島で、信号も、コンビニも、病院も、警察も無いような場所。自分が寝た場所には扇風機しかなかった笑笑
だけど、売店があるし、しっかり毎日の食べ物もある
たしかに環境は当たり前のように違うけれども、何か物足りないという不満とかはあまり無かったと思う
毎日遊んでたわけじゃ無いし、作業で1日が終わることの方が多かった
だけど、なぜか毎日充実してて、幸せ
それを通して考えたことは、
普段の生活で身の回りにあるものは、「あれば嬉しいけれど、無くても問題ないもの」であること
そして、
その場所に人がいるということ。その人たちと楽しむことができれば幸せであるということ
この2つ。
普段の生活で、身の回りにあるもの。それは確かにすごい魅力的なんだけど、実際無くてもいける。ほんとに笑
そして、自分の身の回りには他のボランティア生もいたし、何より、
島の、人と人の距離がとても近い
島の人は、あまりよそ者扱いをしてこないというのも印象的だった
お祭りとか、飲み会に参加しても、「そこにいる一人の人間」として見られる
だから、寄っていけばとても暖かく接してくれるし、何より飲み会が楽しい笑
だから、いつもの駅前みたいなうじゃうじゃした人の多さはないけど、一人一人と仲を深めることができるから、寂しさが全然ない
正直島に行く前は、めっっちゃ過酷な生活をイメージしてた笑
でも、そんなことはなかった
携帯も、au以外なら繋がるしね笑
毎日誰かと自分たちで作った料理を食べるとか、すれ違った人と話すとか、綺麗な自然を見るとか
いらないものをそぎ落としていって、残った純粋な楽しさが島にはあった
生きる上で、本当に幸せで、楽しいこととはなんなのか
それを島の人たちは知ってるような気がした
でもあくまで、今回楽しさだけで終われたのは、ECOFFという後ろ盾がある人間として参加したからであることに間違いはない
ボランティアで1ヶ月だけと決まっている1ヶ月と、実際に移住をし始めての1ヶ月では、全く話が違う
島に移住をしたら、自分で仕事をしなければいけないし、長い目で見た島の人との付き合いが必要であるから
今までの移住者の中では、早いうちに島を出ていってしまう人もやはりいる
しかも、人と人との付き合いだから、合う合わないは確実にある
自分が1ヶ月いただけでも、よその人間に厳しいという人にも会うことができたから、それを知れたことも大きい
小さい島だからこそ、人との距離が近いし、逆をとるなら、他の島の人たちと関わっていかなければ、生活が難しいということでもあると思う
島での暮らしを通して、島での暮らしの魅力と課題を両方知れたことはとても大きい
暮らしの面で感じたことはこんな感じ!
次は、島起こし、地域活性という視点で感想を述べたいと思う
自分が島でのインターンに参加した理由として、「自分一人という人間がそういった離れた現場に行ったら、どの程度の人間なんだろう」ということが知りたかったことと、
大学で、自分は地域活性についての勉強もしているから、実際に地域活性をしている現場に行って、地域活性の意義みたいなのを知りたかった
今回の活動を通して、それに関する自分の中での答えが出た気がするから、それをまとめたいと思う
宝島は、移住者がとても多かった
自分がお世話になった、いさおさん、としえさんの竹内ご夫婦も、移住者
いさおさんだけじゃなく、「えっ!!この人原住民じゃないの!?」みたいな人がめっちゃ多かった笑
学校の先生で転勤で、という人も多かったけど、移住者の多くは、
十島村役場による移住政策によって移住した人
トカラ列島は、十島村という名前で、村として認定されているのだが、過去に、人口が減少しすぎて無人島になってしまった島があるらしく、
それに対して危機感を持った役場が、
移住して5年間、生活の基盤(自分たちで生活をするために、農業を始めとした自営業や、地域での仕事を始める)が固まるまで補助金を給付する
という政策を打った
それの移住者第一号が、10年ほど前に移住した、いさおさん、としえさんの竹内ご夫婦
竹内ご夫婦と、その後に移住し、加工業を始めた本名さんというご夫婦で、一般社団法人宝島を立ち上げた
一般社団法人宝島では、古来、宝島で行われていたバナナ繊維の産業や、トビウオ漁での加工、販売、島のバナナを使った加工品の加工、販売を行っている
一般社団法人宝島での活動は以下のリンクから見ることができます
↓↓↓
https://m.facebook.com/takarabanana/?locale2=ja_JP
移住してきた人に、なぜ移住をしたのかということを聞くと、
島での暮らしがしたかった、島の自然に惚れたという声を聞くことができた
実際に移住者の人々にこういった話しを聞くことができたのは、今回の活動の中でかなり大きな収穫
現代でも、そういった自然溢れる田舎での暮らしへのニーズは確かにある
実際にそういったところで暮らしたくても、そこに雇用があり、お金が無ければ暮らすことができないというのはやはり課題
でも、十島村の役場が政策を打ったら、移住をする人間が増えた
生活をしていけるのなら、自然が溢れている田舎で暮らしたいという人は確実にいる
それが例え、本土から遠く離れた離島という場所であっても
そういった人がいるなら、その場所は次世代のために守り、残していかなければいけない
「自然と触れ合える場所で暮らしたい!」というニーズがあっても、そもそもその場所がなければ意味がない
あとは、日本の貴重な国土として保全していくことは、リスクマネジメント的な面もあると思った
自然な土地が減っていったらどうなるかなんて、減らないと分からない
だけど、地球規模で見ると、大規模な森林伐採とか、どんどんと緑が減っていっていることで地球温暖化への助長になっていることは言うまでもない
それと、自然な場所というのは、年々日本で減っていっている農地としても可能性を秘めている
そこに人がいて、農業などを行うだけで、日本の国土の農地を保全しているということになる
それを、バナナ畑の耕作放棄地の開拓作業で知ることができた
人がいなくなっていったら、何か生産する能力があった農地ですら、ただの荒地になってしまう
人がいなくなっていったら、台風の後などで木が倒れ、枝や雑草が散らかりまくっても、誰も掃除ができない
去年の冬に、宝島に大量の重油が漂着し、海が真っ黒になっても、島の人たちの撤去作業により、海は再び美しさを取り戻した
美しい場所に人が行けるのは、そこに人が関わっているから
そこで暮らしたいという人のために活性化し、守っていくこと。日本の重要な国土として、保全していくこと。
実際に1ヶ月活動をして、自分の中での定義を確立することができた。
だけど、これはまだ不完全であるから、今後もいろんな人とこのテーマについて話して、もっと理解を深めていきたいと思う
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なんやかんやちょっと偉そうに述べてはきたけど笑笑
何が一番収穫かって、
遠く離れた離島という場所で、島の人と繋がれたこと。全国各地から集まったボランティア生たちと友達になれたこと
これに尽きますね、ほんとに笑笑
8月丸1ヶ月バイトをしてなくて、今世紀最大の金欠なうなわけだけど、
2018年の夏を、宝島に賭けて本当に良かった
ここには書ききれない本当に楽しい思い出や時間を作ることができました
今回書いたことは、あくまで自分目線での感想
だけど、
島、良いよ。
実際に行ってみて肌で感じることは本当に多い。ちょっとでも良いなって思ったら、行ってみることをおすすめします
1ヶ月お世話になった、いさおさんご夫婦をはじめとする宝島の人たち。
全国から集まって、1つ屋根の下で生活をしたボランティア生たち。
島に行くまで、活動の最中に応援し、助けてくれた人たち。
そして、最高の夏を過ごさせてくれた宝島。
本当に、ありがとうございました。